依存症の家族・当事者のためのアサーティブ・ミニ講座開催します!

自分の気持ち、言葉にしていますか?

依存症は「コミュニケーションの病」とも言われています。
施設や病院につながったからもう大丈夫? ほんとですか? 

ご家族の方
たとえば・・・ 
当事者が警察に捕まったとき、施設
から出てきたとき、どんな会話をしますか?どんなことに気をつけて話せばいいかご存じですか?

回復途中にある本人は、家族の共依存的な振る舞いに非常に敏感です。当事者が回復の道を歩んでいるのであれば、その妨げにならないコミュニケーションの方法を家族が身につける必要があります。

当事者の方
たとえば・・・ 再就職した職場で大量の仕事を振られていっぱいいっぱいになったときどうしますか? が顔を合わせる度に小言や説教などを言ってきたらどうしますか

 以前は薬やアルコール、ギャンブルなどで自分の感情をコントロールしていたと思います。これからはスリップしないためにも、飲み込まずに、キレずに、きちんと言葉に出して自分の意思を表明する技術が必要です。

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回復に必須のコミュニケーション能力とは?

回復を維持するために自分自身がどう振る舞えばいいのか、コミュニケーションの指針となるのがアサーティブ・コミュニケーションです。

アサーティブとは、自分も相手も大切にした自己主張のこと

アサーティブトレーニングは1950年代にアメリカの心理療法である行動療法から始まりました。特徴は人権尊重を土台としたコミュニケーションであるため、人がそもそも持っている「自分を表現する権利」「自分らしく生きる権利」をとても大切にしています。

現在はメンタルの病気の予防、職場や家庭での円滑なコミュニケーションを目的に、企業や医療福祉の現場、公民館などで広く研修がおこなわれています。

アサーティブは練習すれば身につきます!

5回の講座で依存症の回復に欠かせない適切なコミュニケーション方法・アサーティブを学びます!

講座を受けることで以下のようなスキルが身につきます。

具体的に身につくスキル
  • 自分の素直な気持ちを言葉にできる

  • お願いや依頼が上手になる

  • 関係を壊さずにさわやかに断れる

  • 相手を大切にしたものの言い方ができる

  • いまよりもっと自分を好きになる

 

参加者の声

  icon-comment ご家族・50代・母

Kさん
今までは口を開くと小言やイヤミを言っていましたが、講座に参加して自分が素直な気持ちを言えないためにそのような言い方になっていたことに気づきました。
 先日も突然家にきた息子に「なんで電話1本くらい出来ないの!」とのど元まで出かかりましたが『これはYouメッセージだ!』と気づくことができました。これは私にとって大きな進歩です(笑)。講座でやったことを思い出してI(私)メッセージ「お母さん、事前に電話一本もらえると助かるわ」と穏やかに言うことができました。Youメッセージだと喧嘩になりますが、Iメッセージだとその後の会話も弾むので、こうした心がけはとても大事だなと思いました。
 当事者にも助けが必要ですが、私自身にもこのように勉強してラクになる機会が必要なんだなとしみじみと思いました。今は息子と落ち着いて話せる自分がいてとても嬉しいです。

 icon-comment 当事者・30代・男性

Sさん
 もともと頼むのが苦手で、頼んで嫌な顔されるくらいなら自分でやればいいと思って何でも自分でやってきました。最近、仕事量が増えてきてストレスも溜まっていたので、講座で上手な仕事の頼み方、関係を悪化させない断り方を学べて本当に助かりました。
 さっそく職場で納期が重なった仕事について一部を同僚に頼むことができました。誠実に率直に自分の状況を話して○○だけ手伝ってもらえないかと的を絞って伝えたらあっさり「いいですよ」と引き受けてくれてこちらが拍子抜けするくらいでした(笑)。
 当事者はストレスがスリップにつながりやすいので自らがコミュニケーションをとってストレスを軽減していくことは大事だなと思いました。アサーティブという道具を手に入れて、仕事に行く憂鬱さがなくなりました。

 icon-comment ご家族・40代・妻

Kさん
 自分の接し方が再発のきっかけにならないか心配でしたが、講師の先生に「コミュニケーションの仕方を知らないだけなので、練習すれば大丈夫ですよ」と言われてほっとしました。
 同じ悩みを抱える仲間と安心して受講でき、今はコミュニケーションの取り方がわかったので、顔色をうかがってビクビクすることがなくなりました

 icon-comment 当事者・20代・男性

Oさん
 これまでは友だち付き合いでもすぐにカッコつけてしまうクセがあって、本当は嫌なこと、苦手なこと、気乗りがしないことも平気なフリをしてやってきました。外でいい顔をしている分ストレスが溜まり、家に帰ると母親からのちょっとした一言に腹が立ち、無視したり時には怒鳴ったりしていました。
 アサーティブ講座で「親子であっても対等である」ということを学び、自分自身の子どもじみた対応では自分の気持ちが届かないと言うことがわかりました。
 今では自分が何を伝えたいのかが整理できるようになり、親に対しても冷静に話せるようになりました。

 icon-comment ご家族・60代・父

Tさん
 私は言いたいことをストレートに言い過ぎてしまうクセがありましたが、講座を受けてからは相手の気持ちを考えて言葉を発するようになりました。私の言い方から攻撃性がなくなったせいか、息子に話しかけると言葉を返してくれるようになりました。
 この歳まで自分はコミュニケーションに問題ないと思っていましたが、新しい振る舞いを学んだら家族との関係が良好になりました。自分の気持ちに素直になって話すことは大事なんだなと思いました。もっと若い頃に知りたかったと思いましたが、講師の先生から「いくつになってもコミュニケーションは変えることは可能ですよ」と言われ希望が持てました。これからも家族の中で実践していきたいと思います。

 icon-comment 当事者・40代・男性

Wさん
 自助グループに参加して12ステップを実践しています。アサーティブの講座を受けて、これは12ステップの実践を助けてくれる大事なコミュニケーションのスキルだなと思いました。
 自分が正直に生きていこうと思ったとき、必ず人との関わり合いが必要になってきます。今までは仮面をかぶり人と親密になることを避けてきましたが、回復のためには言いづらいお願いをしたり、ちょっとした反対意見を述べたり、素直に謝ったり、といった日々の些細なことがとても大事で、そこにアサーティブが非常に役に立ってます。アディクションを持つ人全員に知ってもらいたい考え方とスキルです。

講座の詳細

 icon-calendar-o 日程
2018年
①1/21(日)
②2/4(日)
③2/25(日)
④3/11(日)
⑤3/25(日)
午後の半日・全5
回・13:30〜16:30 休憩あり
1回あたりの時間を3時間と短く設定し、日にちの間隔をあけてゆっくり学びます(基本的に隔週開催、2回目と3回目の間のみ2週空いています)。間隔が空いている分、じっくり実践することができるので、ご自分のペースでアサーティブを身につけることができます。

 icon-smile-o 内容
アサーティブの理論と自己点検・伝える練習(頼む・断るなど、ロールプレイを実施)

 icon-map-marker 場所
セルフサポート研究所(JR総武線亀戸駅より徒歩8分)
※セルフサポート研究所とは、20年以上、依存症の家族支援と当事者の回復支援をおこなっているNPO法人です。

 icon-hand-o-right 参加費
全5回・15時間のトレーニングで30,000円(税込み)
テキスト代、別途1000円
2回目の方はお持ちのテキストを持参してください。

担当講師プロフィール

矢田早苗(やださなえ)アサーティブジャパン認定講師

 25歳のときに弟の薬物依存が発覚し、姉の立場で関わりました。そのとき自分も共依存という病気であることがわかり、仕事をしながら足繁くダルクの家族会に通いました。そこで依存症という病気について学び、当事者の回復のためにはまず家族自身が幸せになること、そのためにも自分の気持ちを把握し、正直に話すコミュニケーション能力が必要だと学びました。

 そこでアサーティブに出会い家族会のメンバーと一緒に講座を受けました。講座では目からウロコの連続で、「自分を大切にしていい」というメッセージに触れて(そんなことを一度も言われたことがなかったので)びっくりしてしまい、涙がぽろぽろと流れてきたことを昨日のことのように覚えています。

 その後12ステップの自助グループに通いながら2004年にトレーナーの資格を取得。2016年までNPO法人アサーティブジャパンに勤務しながら、専属講師として12年間、企業での社員研修や医療福祉施設でのスタッフ研修、大学でのコミュニケーション授業などを担当してきました。

  講座が終わる頃には、新しい自分との出会いが待っています。ぜひこの機会にご参加ください! お会いできるのを楽しみにしています

チラシのPDFダウンロードはこちらからどうぞ。

 

お申し込み方法

定員は12名先着順の受付となっておりますのでお早めにお申し込みください。同じ悩みを抱える方と一緒に学ぶチャンスです!この機会にぜひお申し込みください。

お申し込み締め切り!
締め切りました

下記のフォームよりお申し込みください。後日、講座の詳細や参加費のお振り込み方法など、メールにてご連絡差し上げます。

お申し込みフォーム

 icon-pencil-square-o たった2分で簡単入力!

●お名前  必須 

●ふりがな  必須 

●メールアドレス(半角英数)  必須 

●電話番号(半角数字)  必須 

●当事者との関係  必須 
本人きょうだい恋人友人施設スタッフその他

●どこで講座を知りましたか?  任意 

●参加動機  必須 

【確認画面はありませんので今一度内容をご確認ください】
メールアドレスが間違っているとメールが届きませんのでご注意ください。
もう一度内容を確認し、よろしければ送信してください。

お預かりした個人情報は講座の実施運営に関する管理・連絡および手続きに使用いたします。
主催:セルフサポート研究所(東京都江東区亀戸3-6-21-201 TEL:03ー3683ー3231 受付時間:火曜〜土曜9:30〜18:30)

お問い合わせ先

ひとりで悩まずにまずは私たちにご相談下さい。

家族は被害者でも加害者でもありません。支援者です。
私たちは依存症の当事者とその家族の方を応援しています。

経験豊富なスタッフが丁寧にお話を聞かせていただきます。

 icon-phone-square 依存症相談 03-3683-3231


FAXはこちら:03-3683-3237
 icon-clock-o 営業時間:火曜〜土曜 9:30〜18:30
※定休日(日・月)のカウンセリング応相談

家族の働きかけで当事者を治療につなげていきましょう

当事者の回復には次のことが欠かせません。

家族が依存症の正しい知識を学ぶこと
家族が当事者に対する適切な対応を学ぶこと

家族の薬物・アルコール・ギャンブルなどの依存症に対し、どのような対応ができるかを学ぶためのハンドブックを無料でダウンロードできます。