家族が学ぶことで当事者の助けになります
家族向けのプログラムは「カウンセリング」「家族教育プログラム」「家庭での実践」の3つから成り立っています。
「回復の流れ」にもあるように、家族は当事者を治療につなげるまでのプロセスとして以下のことに取り組む必要があります。
- コミュニケーションを変える
- イネイブリングをやめる
- 信頼関係を築く
- 適切なタイミングで治療をすすめる
依存症は周囲の支えなしには回復できない病気です
家族が依存症に関する正確な知識を学ぶとともに、どのように対応すれば本人の回復に役立つのか、集中して学び、身につけていくことが重要です。
そこでセルフ・サポート研究所では、家族に集中して3ヶ月間、カウンセリング→家族教育プログラムに参加→得たものを家庭で実践していく、というサイクルを実践していただき、当事者が治療につながりやすい環境を作ってもらっています。
好循環を生み出すサイクル

カウンセリング

現状を把握するための時間を取り、問題の実態と背景を明らかにした上で、どのような支援が必要か、家族の状況に合わせてサポートしていきます。
日々の当事者の変化に家族が巻き込まれないよう、経験豊富な臨床心理士が適切な対応方法をアドバイスします。
カウンセリングについて
家族教育プログラム
カウンセリングを受けている方が参加できるプログラムです。
依存症について学び、適切なコミュニケーション方やイネイブリングから降りる方法を身につけていきます。学びを続ける過程で家族自身が明るさと希望を取り戻していきます。
このプログラムには他の家族や、デイケアに通っている当事者も合同で参加します。
同じ悩みを抱える家族の声からは励まされ、当事者の飾らない正直な気持ちからは勇気をもらいます。他の仲間の状況に触れることで自分の家族状況を客観視することができます。
また先ゆく仲間(すでに回復した家族や当事者)の姿を見ることで回復のイメージを具体的に持つことができます。
木曜:家族のための教育プログラム
土曜:アウェアネス・グループ
時間:各グループ 13時30分~17時00分(途中休憩あり)
料金:4,000円/1回
不定期開催
・アサーティブ・トレーニング(コミュニケーショントレーニング)
・専門家による講演
家庭での実践
カウンセリングと家族教育プログラムで学んだことを家庭で実践していきます。具体的には「コミュニケーションを変える」「イネイブリングをやめる」ということを実践していきます。
家族の振る舞いが変わり、明るく健康的になることで、徐々に依存症者本人からの信頼を取り戻していきます。こうした土台があって初めて、適切なタイミングで治療につなげることができるのです。
ひとりで悩まずにまずは私たちにご相談下さい。
家族は被害者でも加害者でもありません。支援者です。
私たちは依存症の当事者とその家族の方を応援しています。
経験豊富なスタッフが丁寧にお話を聞かせていただきます。
依存症相談 03-3683-3231
火曜〜土曜 9:30〜18:30
※定休日(日・月)のカウンセリング応相談
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家族の働きかけで当事者を治療につなげていきましょう
当事者の回復には次のことが欠かせません。
家族が依存症の正しい知識を学ぶこと
家族が当事者に対する適切な対応を学ぶこと
