セルフ・サポート研究所とは

家族や知人の薬物・アルコール・ギャンブル・買い物依存の問題で困っていらっしゃる方々のための相談機関です。

依存症者のご家族の方のための相談機関

問題行動を起こしている依存症者本人とは別に、そのかたわらで困っている家族にこそ、気軽に相談できる安全な場所と適切な援助が必要であると考えています。

家族支援と依存症者本人の治療・回復の手助け

家族自身が依存症問題を解決してゆけるようになることを手助けします。また、様々な側面から家族の方々を援助することで、依存症者本人を治療に・回復につなげることを目指しています

家族の問題解決のためのプログラムの提供

問題解決に役立つ様々なプログラムを御用意しております。無料のプログラムもございますので、それぞれのニーズと回復段階にあわせて御利用ください。

  • グループ・カウンセリング
  • コミュニケーションスキル上達講座
    (アサーティブトレーニング講座も随時募集しております)
  • 体験談を聞いて学ぶグループ
  • ニュースレター発行
    (現在休刊中です)

幅広いネットワークを駆使した家族の問題解決

当機関では、必要に応じて、薬物依存症者本人のための回復施設や医療・保険・福祉機関、弁護士等と提携し、幅広いネットワークを駆使して問題解決を援助します。

シェルター施設のご紹介

依存症者本人の暴力・暴言・脅迫行為から身を守るために、家族が一時避難できる宿泊施設「シェルター」のご紹介が可能です。

依存症者本人のためのデイケアプログラム

依存症者本人のためにはデイケアプログラムを開催しています。デイケアプログラムではマトリックスプログラムを提供して、薬物・アルコールを使わない新しい生き方を獲得できるようサポートします。

依存症者の回復には、その家族がどのように依存症者と関わっているのか、そして、その関わり方がどのように変化していくのかが大きく影響します。

なぜ家族に回復が必要なのか?

依存症の第一相談者は家族

セルフ・サポート研究所は現在まで3000件にのぼる依存症者の回復支援に関わってきました。その経験を通して言えることは、依存に関する第一相談者は、日本では圧倒的に家族であることが多いということです。そのため依存症者本人が回復の場(中間施設や自助グループ、精神病院など)に登場するためには、家族の協力が不可欠となります。世界的に見るとこれは日本だけではなく、アジア各国に共通している傾向のようです。

 

家族は疲弊している

しかし依存症者の家族の多くは、依存症者と同様に精神的にも肉体的にも追い詰められており、混乱の日々を送っています。依存症者が作った借金、暴言、暴力、脅迫的な態度、さらには犯罪加害者になりうる危機意識に日常的にさらされているケースも多くあります。

そのうえ「子育てに失敗した」という自責の念のために周囲から孤立し、世間体を気にして隠れて行動することが多くなり、恥や罪の意識で問題をさらに混乱させてしまっています。

 

まずは家族が混乱状態から抜け出すこと

そのような混乱の渦中にある状態では、家族自身が依存症者本人を回復につなげるための適切な対応や援助を行うのは不可能です。そこで、依存症者に対する回復援助を行うときには、依存症者本人に深く関わってきた家族がまず、混乱状態を整理し、依存症についての正しい知識を身につけることが先決となります。

 

共依存からの脱却

依存症者と家族の関係は、表面上は反発しあいながらも実質は、強力な磁石のように引っ張り合う「共依存」(支配と依存)の関係に陥っている場合がほとんどです。依存症者が引き起こす問題に振り回され、主体性を奪われ尽くしているにも関わらず、依存症者から離れられないという現象は「共依存症」とも言われます。こうした場合には、まずは家族自身がその状態から回復するためのプログラムに取り組むことが必要です。

 

家族にも自分自身を見つめ直す場が必要

家族が自立した人間として依存症者本人に対して適切な対応ができるようにならない限り、依存症者本人の回復は難しいです。依存症者と同じように家族たちも、自分の依存対象である依存症者本人から一時離れて、場合によっては住み慣れた家や土地を離れ、自分自身を見つめ直す内省の場としての「家族の居場所」が必要となるのです。

依存症者は依存症者たちのなかでプログラムに取り組み、家族はやはり同じような立場の家族たちのなかでプログラムに取り組む。それぞれが別の場所で回復のステップを踏み、お互いに「しらふ」になれたときに、今度は自立した人間同士が再び家族として関係を作り直していくステップに進む。

このようなプログラムのあり方が理想であるという確信をもち1996年7月にセルフ・サポート研究所を設立し、20年以上の年月が経ちました。

この間、たくさんの依存症者本人とその家族の回復の過程に立ち会ってきましたが、親と子の縦のつながりのみならず、夫婦やきょうだいという横のつながりの関係までが改善されていく姿をいくつも見せて頂けたことが、セルフ・サポート研究所の力の源となって今日に至っています。

家族の回復とは

家族にも依存症者と同様に禁断症状がある

依存症は依存対象が切れたら禁断症状が出現します。それと同じように、依存症者の家族にも、今までのすべての関心が集中していた依存症者が目の前からいなくなると「家族の禁断症状」とでもいうような症状を呈するようになることが少なくありません。不安や憂鬱を抱え込んでしまったり、無力感に襲われて何もする気がしなくなったり、反対に今まで以上に依存症者の世話を焼きたくなる衝動にかられることがあります。

こうした場合に必要となるのが家族のための回復プログラムであり、同じ悩みを持つ家族同士のつながりを保つことや、回復の場(ミーティング)に出席し続けることなのです。

なにが自分の問題なのかを見極める

家族の回復には、依存症者本人の回復のように薬物やアルコール、ギャンブルを止めて何年、というような具体的な指標があるわけではありません。
しかしそれは、依存症者に対する具体的な接し方を学ぶことに始まって、怒りや寂しさという感情の問題を見つめなおす深層心理の問題や、共依存的な生き方を変えて自分自身の生きる喜びを見つけ出すという実存的な問題にいたる、重要で総合的なテーマということができるでしょう。

たとえば、依存症者と自分の間に明確な境界を引き、なにが彼(彼女)の問題で、なにが自分の問題であるかを分けて考えられるようになることが重要です。自分自身の要求を彼(彼女)の要求であるかのように錯覚して押し付けていたり、彼(彼女)の要求を自分自身の要求であるかのように錯覚して背負い込んでいたり、ということが依存症者の家族関係には多く見られます。

家族自身が自分の生き甲斐を見いだす

依存症者の問題行動に振り回されずに、尻拭いや世話焼きをやめること
依存症者本人の取った行動の責任は本人に取らせることが、本人を家族への依存から自立させることにつながります。

そして、家族自身が自分の生きがいを発見し、依存症者のためではなく、自分自身のために生きていけるようになること
これは、家族が自分の人生に子育て以外の生きがいを見出し、依存症者との関係から自立していくために必須のプロセスです。

こうした依存症者の家族の回復・成長を実現するために、セルフ・サポート研究所では、さまざまなプログラムを提供しています。詳しくは家族向け・回復のプログラムをご覧ください。

お問い合わせ先

ひとりで悩まずにまずは私たちにご相談下さい。
家族は被害者でも加害者でもありません。支援者です。
私たちは依存症の当事者とその家族の方を応援しています。
経験豊富なスタッフが丁寧にお話を聞かせていただきます。

 icon-phone-square 依存症相談 03-3683-3231
 icon-clock-o 火曜〜土曜 9:30〜18:30

家族の働きかけで当事者を治療につなげていきましょう

当事者の回復には次のことが欠かせません。

家族が依存症の正しい知識を学ぶこと
家族が当事者に対する適切な対応を学ぶこと

家族の薬物・アルコール・ギャンブルなどの依存症に対し、どのような対応ができるかを学ぶためのハンドブックを無料でダウンロードできます。