家族の原点を見つめるワーク「家族の誕生」

今回は「家族の誕生」のワークをご紹介します。

3人1組で父・母・子供の役を作る

それぞれ父・母・子供の役となって、三角形の位置関係になるように立ちます(子供が依存症の当事者であるケースを想定しています)。

(写真では、左から子供、父親、母親 の順です)

ワークでは、この位置関係を変えながら進めていきますが、それぞれの相手に対して、次の言葉を思い浮かべながら、向き合ってみましょう。

子供から父親に対しては「尊敬」
父親から子供に対しては「責任」
子供から母親に対しては「自立」
母親から子供に対しては「愛」
母親から父親に対しては「信頼」
父親から母親に対しては「感謝」

子どもの誕生

①最初の三角形の状態は、子供の誕生、出会いの場面です。 父親は仕事(=社会)に向き合う役割を担うため、子供が成長していくのにあわせて、家族に背を向け、外の世界を向くようになります。

父親役の人は、外を向いて、また家族の方を向くという動作を繰り返してみましょう。

子どもが成長にともない問題も起きてくる

②父親が仕事や社会と向き合っている間、子育てに責任を持つのは母親になります。子供が思春期にさしかかると、母と子供の間だけでは解決できない問題も発生します。そこで、父親が子供と向き合う時です。

父親役の人は、母親役と子供役の間に入って、子供役の人と向き合ってみましょう。
父親と子供が初めて向き合う場面で、それぞれの人は何を感じるでしょうか?

父親と母親が正面から向き合う

③続いて、子供と向き合っていた父親役の人が180度反転し、今度は母親役の人と向き合ってみて下さい。ここで父親と母親が初めて正面から向き合います。

夫婦が正面から向き合った時、自分の中からどんな思いがこみ上げてくるでしょうか?
また、子供の立ち位置から父親の背中、その向こうの母親を見ると、自分の存在以前に、父と母の2人だけの世界があったことに気がつくでしょう。

この瞬間が、「家族の誕生」となります。

やってみてお互いに感じたことを話し合う

3人それぞれの役割を交代して、同じように体験してみましょう。父親、母親、子供の全ての役を体験したら、お互いに感じたこと、思ったことを話し合います。
このワークは、身体を使い、違った視点で家族の原点を見つめ直すところに狙いがあります。これまでの家族の歩みを振り返るだけでなく、いま直面している家族の問題に対しても、新しい視点を見つけることができるでしょう。

参加者からの感想

「以前は、自分ばかりが子育てや家のことに追われていて、夫は家族のことを大切にしていないと決めつけていましたが、今こうして父親役の人と向き合ってみると、そうではない、夫は家族を守るために、一生懸命働いてくれていたのだと、前向きに考えられるようになりました」

「子供の立ち位置になってみて、仕事に向かう父親の背中を見た時、『なんて大きいんだろう』と感じました。同時に、母親から自立したいと思う気持ちと、それがなかなかできないことのジレンマも…貴重な気づきが得られました」

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取材編集:佐藤勝

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