依存症の進行プロセス

 依存症は慢性の病気で、放っておくとどんどん進行し、最悪の場合は死にいたることも少なくありません。以下に薬物依存を例に進行プロセスを表にまとめました。

 

依存症のはじまりは「乱用」

好奇心からある物質に手を出したり、仲間と一緒に遊びで楽しく使っていたりする段階で、この時期は、使用する時間や量をコントロールすることも可能です。

依存のはじまり

 けれどもそのままその物質を使い続けるうち、その物質を摂取したときの気分の変化や陶酔感を得るために、最初の頃より多量を使用しなければならなくなってきます(耐性の形成)。
 また、薬物やアルコールなどが切れると、不安、イライラ、焦燥感、抑うつ感などを覚えるようになってきます(精神依存の形成)。

依存初期

 そして、薬物やアルコールの効果が切れると、離脱(禁断)症状が現れるようになってきます(身体依存の形成)。依存物質によって症状は異なりますが、手のふるえ、悪寒、発汗、けいれんなどが代表的です。
 このような状態になると、最初は楽しみや遊びのために使っていたのが、切れたときの負の効果を避けるために強迫的にその物質を求めるようになる(強化された物質探索行動)ため、やめることがますます難しくなってしまいます。

依存中期から末期へ

 こうした悪循環が続くと、次第にその物質とは直接関係のない様々な社会的問題が生じてきます。たとえば、暴言や暴力を含む対人関係のトラブル、会社への欠勤、家庭の不和、借金、犯罪、交通事故など、いろいろな社会的障害が表面化してきます。薬物・アルコール依存症の場合は、内臓機能や免疫力の低下、妄想や幻覚などの精神症状の発現、離脱症状の深刻化など、心身の状態が著しく悪化し、経済的にも社会的にも破綻をきたします。いわゆる「底つき」の段階で、そのまま治療や援助を受けずに放っておくと死にいたる可能性が極めて高くなります。

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